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体罰がいけない根拠(その1) 〜法的根拠〜
JUGEMテーマ:教育

 大阪市の桜宮高校でほぼ間違いなく体罰が原因で高校2年制が自らの命を絶った。
 未だに、体罰を容認する発言が多いが、まずは、体罰が「基本的に」ではなく『絶対に』体罰がいけない法的根拠を明らかにしていこう。
 まず、「体罰」の定義は何か?(wikipediaより)
体罰は、父母や教員などが、子供や生徒などの管理責任の下にあると考えられる相手に対し、教育的な名目を持って、肉体的な苦痛を与える罰を加えることを指す。この場合の苦痛とは、叩くなどの直接的なものから、立たせたり座らせるなどして動くことを禁ずるなど間接的なものも含む。体罰に明確な定義はなく、一般的に身体刑や虐待や暴行や訓練とは異なる行為とするが、該当することもある。軍隊や部活動等における先輩から後輩への指導が肉体的苦痛を伴う時も、体罰とされることがある
 間接的苦痛まで認めると、退学や停学や注意処分など正規の懲戒も範疇に含まれる可能性があり、議論が難しくなるので、今の段階では『体罰は子供や生徒などの管理責任の下にあると考えられる相手に対し、教育的な名目を持って、直接肉体的な苦痛を与える罰のこと』としよう。

 一方、暴行罪における「暴行」の定義を見てみよう。(wikipediaより)
 暴行罪の「暴行」とは、人の身体に向けた有形力の行使を言う。有形力とは物理的な力のことで、典型的には殴る、蹴るなど(暴力)がこれに当たり、その範囲はかなり広い。判例によって暴行とされたものとして、毛髪を根元から切る(大判明治45年6月20日刑録18輯896頁)、着衣を引っ張る、お清めと称して食塩をふりかける(福岡高判昭和46年10月11日刑月3巻10号1311頁)、人に対して農薬を散布する(東京高判昭和34年9月30日東高刑時報10巻9号372頁)、室内で日本刀を振り回すなどがある。
 両者を比較して分かる通り、「体罰」とは「教育的」な目的をもって「暴行」を働くことである。加えて、「暴行」の概念はかなり広いことも知っておくべきだろう。
 すなわち、体罰を行うことは暴行罪で処されても仕方がない行為を伴っている。ただし、正当業務行為ならばこの限りではない

では、教師の業務に「暴行」はあるのだろうか?そこで、学校業務の基本的な法律である「学校教育法」の第11条をみてみよう。
 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない
と、記されている。以上の法律に則る限り、体罰を加えること自体が違法行為であることが分かる。
 では、正当業務行為以外で体罰が認められる場合はあるだろうか?
 それは、暴行が認められる範囲と一致すると考えていいだろう。

 同意がある場合は暴行罪にならない。SMプレイなどは明らかに暴行行為が含まれることがあるが、両者が同意しているため暴行罪には問われない。但し、暴行罪は親告罪ではないので、暴行の事実を警察が知った場合、相手の申告なしに逮捕されることもありうる。また、死に至るほどの暴行・傷害は同意が有ったとしても傷害致死などの刑に問われる。

 では、生徒たちは体罰を受けることに同意したのだろうか?
 一条校と言われる、小学校、中学校、高校、大学などは先の学校教育法の下に、国もしくは地方自治体に認められた学校である。これらの学校は厳格に学校教育法に従わなければならない。もし、学校教育法に従わないならば、一条校の認定を取り消されても仕方ない。公立高校の場合は認定取り消しはないだろうから、校長をはじめ、関係者の処分となるのかもしれない(あまり聞いたことはないが)。
 このような学校に入学するのだから、明示されなかったとしても、生徒は「体罰」はないものとして、入学の契約を交わしたと考えても問題はないはずだ。すなわち、体罰を行うことに同意がない生徒に対して、「体罰」という名の「暴行」を加えたことになり、体罰を加えた教師が暴行の事実が認められた場合、証拠があれば暴行罪で起訴されることは免れ得ない。
 子供が未成年で契約能力がなく、親が代わりに入学契約したとして、そこで「なんかあったら、殴ってやって下さい。」と言った場合はどうだろう?
 この言葉を受けて、教師が殴った場合、殴られた人が未成年であった場合、児童虐待として他人からの親告も受け付けられる。この時、教師が暴行罪になるだけでなく、親が暴行教唆もしくは暴行を命令した主犯として起訴される可能性もある。

 ただ、裁判官にも体罰賛成の人はいるようで、水戸五中事件の高裁判決にあるように、『「単なるスキンシップよりもやや強度の外的刺激」に積極的な教育的意義を認め、「体罰と言えない」「正当行為」』とみなされることはある。
 それにしても、『暴行』と『スキンシップよりもやや強度の外的刺激』との差って一体何なんだろう???
 
 ただ、荒れてひどい学校や、もう手の打ちようがないに等しい生徒の場合、親や学校や教師が「体罰が必要」と考えているならば、体罰を了承する契約書に両者がサインしておけばいいだろう。
 スポーツですごく強くなりたいときに体罰が必要だというならば、両者がすでにそのことを認め合っているだろう。そこで、事前に契約書なり覚書なりにサインし、了承すればよい。ただ、暴行自体は違法行為なので、拒むことが可能にする必要があろう。そうでなければ、その契約書自体の効力を失うこともありうる。ただ、その場合の対処などもちゃんとそこに書けばいいだけの話だ。

 ところが、学校教育法上体罰はないと言って、学生を集めたはいいが、実態は暴行しまくりという状態はまずい。で、スポーツの強い学校は、未だにそういう学校が多いのも事実だ。おそらく、今回の事件は氷山の一角じゃないだろうか?
Posted by : akinakanoart | ツレヅレナルママニ | 18:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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